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「初回90分です」
ホームページや予約ページに、こう書いている院は多いと思います。
もちろん、「時間をかけてしっかり見ます」という気持ちは伝えたいですよね。
短時間で流れ作業のように終わらせるのではなく、一人ひとりと向き合いたい。
その考え方自体は、間違っていません。
ただ、初めて予約する人からすると、
「90分も何をするんだろう?」
という不安にもなりやすいわけです。
長い時間を用意していることと、丁寧さが伝わることは、実は別の話です。
「90分」が不安になる理由
初めて行く整体院は、来院する前から分からないことだらけです。
「自分の話をちゃんと聞いてもらえるのか」
「いきなり施術が始まるのか」
「痛いことをされないか」
「最後に高額な回数券を勧められないか」
こうした不安を抱えながら、予約ページを見ています。
そこで「初回90分」とだけ書かれていても、来院する人は判断できません。
問診に時間をかけるのか。
体の状態を確認するのか。
施術が中心なのか。
最後に今後の説明があるのか。
中身が見えないから、不安になるわけです。
院長からすれば当たり前の流れでも、初めての人にとっては当たり前ではありません。
「90分なら丁寧そう」と思う人もいます。
でも一方で、「長そうだし、よく分からないから今回はいいかな」と予約をやめる人もいます。
この離脱は、施術の技術とは関係ないところで起きています。

時間の長さではなく、使い方を見せる
来院前の不安を減らすために必要なのは、初回の時間を細かく見せることです。
例えば、90分ならこのように書けます。
・お悩みや生活習慣を伺う問診:20分
・姿勢や体の動きを確認:15分
・状態に合わせた施術:40分
・今後の方針と自宅でのケアの説明:15分
これだけで、受け取られ方は大きく変わります。
「話を聞いてもらえるんだ」
「ただ体に触れるだけではないんだ」
「最後に、これからどうすればいいかも教えてくれるんだ」
来院する人の頭の中に、当日の流れが見えてくるからです。
人は、先が見えないものには申し込みにくいものです。
逆に、流れが分かれば安心して行動できます。
これは、特別な文章力が必要な話ではありません。
今あるメニュー表や予約ページに、「何に時間を使うのか」を足すだけです。
高単価のメニューほど、この説明は必要です。
金額だけでなく、時間の使い方にも納得できれば、「高いか安いか」だけで比較されにくくなります。
あなたの院が大切にしている姿勢も、施術を受ける前から伝わるようになります。

来院前から信頼は始まっている
集客というと、新規予約を増やすことだけに目が向きがちです。
でも、本当に見るべきなのは、予約が入った後です。
不安なまま来院した人は、説明を聞いても入りにくい。
反対に、事前に流れを理解して来院した人は、話も受け取りやすくなります。
つまり、メニュー表は単なる料金案内ではありません。
「ここなら安心して相談できそうだ」と思ってもらうための、最初の接点です。
新規獲得、来院、再来。
この流れは、別々に考えるものではありません。
来院前の不安を減らすことが、信頼関係を作り、次回につながる土台になるわけです。
まずは今日、ご自身の予約ページを見てみてください。
「初回90分」とだけ書かれているなら、その下に一文でもいいので、当日の流れを加えてみましょう。
その小さな修正が、予約直前で迷っている人の背中を押します。
新規のお客さんを次回予約やファンにつなげるための、メニュー構成や予約導線の作り方は、プロフィールでも詳しく発信しています。何から直せばいいか分からない方は、ぜひ確認してみてください。


