そのメニュー名、初めての人に伝わっていますか?技術名より悩みを見せる方法

ノウハウ

Thumbnail

「〇〇式調整法」
「深層筋アプローチ」
「独自メソッドによる施術」

メニュー表に、こうした言葉が並んでいませんか?

もちろん、技術を磨いてきたからこそ書きたくなる言葉です。
自分なりに学んできたことや、他院との違いを伝えたい気持ちもよく分かります。

ただ、来院先を探している人が見ているのは、そこではないことが多いわけです。

「自分の腰のつらさに合うのか?」
「朝の首の痛みを何とかしてくれそうか?」
「ここなら、今の悩みを分かってもらえそうか?」

相手は技術の違いを比較しているようで、実際には「自分に合う理由」を探しています。

メニュー名が院長の言葉のままだと、技術は伝わっていても、悩んでいる人には届きません。
ここは、集客の入口としてかなり大きな差になります。

「すごい技術」でも、伝わらなければ選ばれない

例えば、あなたの院のメニューに専門用語が並んでいたとします。

提供する側からすれば、何をするのか分かる。
どんな考え方で体を見るのかも分かる。

でも、初めて見る人からするとどうでしょうか?

「結局、自分はこれを受ければいいの?」

こうなってしまうと、予約には進みにくくなります。
分からないものに、お金も時間も出しにくいからです。

これは技術力の問題ではありません。
伝える順番の問題です。

院長が先に見せたいのは、こだわりの技術ですよね。
一方で相手が先に知りたいのは、自分の困りごとに対応してくれるかどうかです。

このズレがあるままでは、どれだけホームページを整えても、SNSで発信しても反応は鈍くなります。

「専門性を出したいから、技術名は消せない」
そう思うかもしれません。

技術名を消す必要はありません。
ただし、最初に出す言葉ではない、ということです。

Inline Image 1

相手が欲しいのは、技術ではなく変化です

たとえば「骨盤調整60分」という名前を見た人は、自分に必要かどうかを判断しにくいはずです。

骨盤が気になる人には響くかもしれません。
でも、「デスクワークのあとに腰が重い」と感じている人は、そこに自分を重ねられない可能性があります。

そこで、こう変えます。

「デスクワークでたまった腰の重さを軽くしたい方へ」

これなら、自分向けかどうかをすぐ判断できます。

骨盤をどう見るのか。
どんな手技を使うのか。
そういった説明は、そのあとでいいわけです。

メニューの主役は、院長の技術ではありません。
相手が施術を受けたあと、どんな毎日を取り戻せそうかです。

「仕事のあとも動けるようになりたい」
「休日を疲れたまま終わらせたくない」
「階段の上り下りを気にせず過ごしたい」

こうした日常の困りごとに言葉を合わせることで、相手は初めて「ここは自分のための院かもしれない」と感じます。

技術を語るな、という話ではありません。
悩みを見せてから、技術を伝える。
この順番に変えるべきです。

Inline Image 2

明日やるなら、メニューを一つだけ書き換える

全部のメニューを一気に変える必要はありません。
こういう作業は、完璧にしようとして止まるのが一番もったいないです。

まずは、一番自信のあるメニューを一つ選んでください。
そして、次の順番で書き換えてみましょう。

そのメニューを受ける人が、普段どんな言葉で困りごとを話すかを書く

例としては、
「朝起きたときから首がつらい」
「夕方になると腰が重い」
「疲れて休みの日を楽しめない」

こうした言葉です。

「改善する」という言葉を使わず、受けたあとの変化を書く

「朝を少し楽に迎えたい方へ」
「仕事終わりの腰の重さを軽くしたい方へ」
「休みの日を疲れだけで終わらせたくない方へ」

その言葉を、メニュー名の先頭に置く

たとえば「慢性疲労解消コース」なら、

「30代からの、たまった疲れをリセットして休日を楽しむためのコース」

という形です。

少し長く感じるかもしれません。
でも、賢そうに見える言葉より、「自分のことだ」と思える言葉の方が予約につながります。

集客が安定しない院ほど、新しい媒体や広告を増やす前に、今ある入口を見直すべきです。

メニュー名は、小さな修正に見えます。
ただ、ここが変わると、来てほしい人に届く言葉が変わります。
そして、最初から期待値が合った人が来るので、来院後の信頼関係も作りやすくなります。

技術を前に出すのではなく、相手の困りごとを前に出す。

まずは今日、一つだけ書き換えてみてください。
その積み重ねが、広告や値下げに振り回されない院づくりの土台になります。

Inline Image 3

タイトルとURLをコピーしました